下吉田まちめぐり①「3776歩」 

お仕事で

9月14日富士吉田市の下吉田地区で行われた「下吉田まちめぐり」というイベントに出かけました。富士吉田市は私がなんだかんだここ3年くらい、観光おこしやまちづくり、商店街活性化などで通っているところです。今回は今まさしく頑張ろうとしている、栃木県足利市の方々をお誘いしました。

下吉田はいわゆるシャッター商店街なのですが、昭和30~40年代の建物が残ります。その古さを逆手にとって、懐かしいレトロなまちと名乗りだしました。そして富士山の高さにちなんで「3776歩散策会」のサブタイトルでまちめぐりイベントを始めました。富士急行線のかわいい駅、下吉田駅が出発。巡るまちなかのポイントは、それぞれ2合目とか7合目とかになる仕組みです。

駅に集まった参加者は、同じ色のリボンをつけて15人ぐらいのかたまりで出発。迷うことはありません、喫茶店のマスターや洋品屋さんの社長さんなど、素敵なガイドさんが引率してくれます。そして行く先々にまた地元のガイドさんが・・・。

かつて繊維のまちとして栄えた頃料亭だった建物が、その後医院になり、今は空いているもののこの日は見学用にオープン。旧角田医院は、下吉田のシンボル的建物です。古い店を、今風の小物屋カフェにしているお店も見学。

かつて糸や反物を扱って市の立った絹屋町では、地元のおじいちゃんが当時を振り返って熱く語ります。「同じ繊維のまち足利の人はずいぶんこの市に来て、様々文化を伝えてくれましたよ」との説明に、足利の方々はジ~ンと来たようでした。

こうして説明を聞きながら、2時間ほど歩き、山頂にあたる会館に到着。ここでアンケートに答えると、うどん券をいただけて、富士吉田名物の馬肉・キャベツののったコシのあるうどんがいただけました。歩いた後のうどんのおいしいこと。

ミニ金剛杖と富士山絵葉書もお土産です。地元の方も多く参加していましたが、「いつものまちなのにこうして歩くとなんだかおもしろい。全然知らなかった」という感想。外からの者にはもっともっとおもしろく、一見オンボロの眠ったようなまちが俄然輝いてくるのでした。