カレンダーさまざま

ちょっとしたこと

いまどき、こんな“昭和な”雰囲気のカレンダーが?と驚く、女優の晴れ着写真に、薄いシャリシャリの紙の暦、農作業も掲載のものを入手しました。群馬県南牧村の林業会社が配布です。一方、静岡県富士宮市の特別支援学校卒業生のアート作品カレンダーは、イラストが部屋の空気をかき回すほどのパワー。さらに超本物の昔暦もいただきました。様々違う暦たちと、来年を過ごしましょう。

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ほら、すごいでしょう?群馬県富岡市の公民館で「ご自由にお取りください」とあったものです。早速、Facebookに写真をあげたところ、コメントが一杯!「なつかしい」とか「昔、トイレにこのカレンダーがあった」「酒屋さんで配っていた」「日めくりもあったなあ」などなど。カレンダーは一年間付き合うものですから、思い出も濃く残ているのですね。

この毎月の「農事暦」が気に入りました。農家さんでは今頃、こういうことをやっているんだ。ということが都会に居てもわかります。海辺の方も見ているのか、釣れる魚も書かれています。紙質が実にいい。小さい頃、こういう紙を唇に当て、息を吹いてビービーと音を立ててて遊びましたっけ。いまはなかなかお目にかかれない紙です。

“新生活標語入り”となっていて、「自信は成功の第一の秘訣である」「知恵と力は重荷にならぬ」「勝つことより負けぬことを考えよ」「仁は人の心にして義は人の路なり」など、毎月の標語が書かれています。何が新生活なのかは?ですが、今時のおしゃれなダイアリーにはない言葉が、確かに新鮮に響きます。

最後のページには方位吉凶早見表。その下には日の丸が三つ。祝日などが変更になった場合はこれを切りとって貼るようにということらしい。至れり尽くせりです。何度も眺めているうちに、この女優さんにも親近感がわいてきました。

もう一つはこれ。「アトリエ クオッカ」というところのもの。「atelier QUOKKAとは、静岡県富士宮市にある特別支援学校の卒業生が美術制作に取り組める場をつくり、絵画制作を楽しんだり、アートを通じた地域との繋がりを太くしたりすることで、卒業後の豊かな生活を実現するコミュニティです」と説明が書かれていました。

友だちが使っていることを知り、絵に惹かれて取り寄せたものです。富士宮だけあって、富士山の絵もいくつかありますが、何といっても動物の絵がすごい。迫ってきます。もともと壁に飾っていた象の版画など、横の、このカレンダーのペリカン?に食べられちゃいそうでしょう?

どの月をめくっても、気合が入りそうで、来年は元気にやって行けそうです。

そして、お仲間からはこんな本格的な暦もいただきました。暦の研究家によるものだそうで、貴重品です。カレンダーというより、この一日一日をたどり、歩ませていただく道標の様に思えるものでした。

「一粒万倍日」というのがあるのだそうです。宝くじを買うならこの日、とか。もっと早く知っておきたかった~!

新年はどんな年になるのでしょう?この暦たちと一緒に過ごした、一年後の今頃、12月のページを眺めている頃にはどんな私でいるのでしょう?いずれにしても、私が歩む道。焦らずに、丁寧に過ごしていけますように。