桃力
私の通う桃産地・紀の川市では、いま農家が大忙し。でもそんな中で、桃の新しい活用への動きも起きています。
「桃のフルーツソース」は山ほどの果肉を大なべでサッと煮たもの、お祭りでかき氷にたっぷりかける予定。
誕生し ...
女城主のおもてなし
岐阜県恵那市岩村町、昔、女性の城主が治めた城下町。駅には「女城主の里」の看板があります。
古い町並み歩くと、細やかなおもてなしを感じました。
なだらかな坂道のあちこちに杖が置かれている。通りに面した家には、鉢花 ...
木綿街道と一式飾
雲州平田、いまは合併して出雲市平田町。ここの「木綿街道」を訪ねました。
かつて木綿の集散地として栄えた町並みに、醤油屋・酒屋など。なかなか風情があります。
一方、驚いたのはまちのあちこちにある「平田一式飾」。昔 ...
被災支援をおかみさん視点で
南三陸町での「ニッポンおかみさん会全国フォーラム」、コーディネーターとしてお手伝いしてきました。
被災したとき、支援するとき、共に女性の視点が役立つという話。
「掃除機はダメ、箒と塵取りが活躍」「その場ですぐ食 ...
ネギ坊主に教えられ
久しぶりにネギ坊主の畑を見ました。ネギといっても玉ネギ畑、種を採るために白いコロコロ丸い坊主頭が整列です。
綺麗でかわいい農の景色、地元の人にはなんでもない風景が私には感激でした。
ネギの茎は固く根元の玉ネギか ...
出雲のかたち
神々の集まる地だからでしょうか?出雲のまちを歩くと、東京などにはない不思議で素敵な形、デザインに出会います。
出雲大社の大しめ縄、風景に納まった鳥居、おみくじが厚く縛られた木、檜皮葺、旧大社駅の黒瓦屋根、そして、和風デザイ ...
中辺路・近露というところ
友達の出身地ということで、ご案内いただきました。そんな機会でもなければ足を伸ばさない熊野詣への道・中辺路です。
集落「近露(ちかつゆ)」は田辺と本宮との間。深い山里に若い夫婦が古民家活用のお洒落なカフェを営業していたり、7 ...
ある集落のGW
古い空き家を掃除して、むらの四季の写真を飾り、パッチワーク小物を売り、鉄道模型を走らせ、お茶摘み体験も実施。
ぶらりと遊びに来てくれる人たちを、自分たちのできることでもてなそうという、十津川村谷瀬集落の取り組みです。
まちばな
街路樹でもお家の立派な花壇でもなく、街を歩くとふと目につく植物たちのことを、私は「まちばな」と呼んでいます。
ただ綺麗というだけでなく、暮らしや街の事情がみえてきて、花と人間の関係が面白い。
伸びた木を生かすた ...
フルーツ料理
おなじみの紀の川市で「フルーツ料理レシピ&グルメマップ」が発行され好評です。
果物グルメで思いつくのはフルーツポンチくらい、料理など何もできません!なのですが、ここにはアイディアが一杯です。塩キウイチキンソテーとかフルーツ ...
トイレ考
公衆トイレのことを書こうと思っていたら、地震が起きました。被災されて、今まさにトイレでお困りの方多いと思います。
トイレとの付き合い方に、ひとの価値観がにじみ出ます。シャワートイレでなくちゃ嫌、清潔でなくては嫌、という方は ...
おかみさん力
6月8日、宮城県南三陸町で「ニッポンおかみさん会全国フォーラム」があります。その進行役を仰せつかり、打ち合わせに岡山県新見市へ実行委員の方を訪ねました。
フォーラムの詳細は今後に回しますが、うかがってみて地方の商店のおかみ ...
大飯盛物祭り
11年ぶりという、奇祭を観ました。“おいもりものまつり”という読み方さえ、地元でもはっきりしない珍しい祭り。六千個の餅を縄に括り飾り、引きまわします。
最近、役所主導のイベント祭りや御輿担ぎの人を募集する祭りが多い中、完全 ...
海老名の商店街で
神奈川県海老名市、小田急線海老名駅に初めて降り立ちました。東京の延長上にある小さな街かと思ったら、とんでもない!
駅前には、極彩色のアミューズメント施設や、巨大商業施設がそびえ、駅からの人を吸い込んでいきます。
真田の九度山
大河ドラマ「真田丸」の舞台のひとつ、和歌山県九度山町へ行ってきました。
関ヶ原の戦いに負けた真田昌幸・幸村が、高野山蟄居を命じられ、近くのこの地に14年間身を寄せたとのことです。
ドラマご当地となると、来客を見 ...
ふるうつ雛
最近は、各地で地域おこしの催しとしてお雛さまが飾られます。商店街や廃校校舎や神社の長い階段などに家庭で眠っていたお雛様が。
この地域雛、数やスケールにはもう慣れてしまいました。それなら、地元の特色を出そうと作られたのが「ふ ...
ホッキに魅了され
ホッキ貝。これまで私にはあまり存在感のない貝でした。それが先日、青森県おいらせ町の黒ホッキ貝を堪能するイベントに参加し、すっかり魅了されました。
白ホッキとの食べ比べ、炭火焼き、しゃぶしゃぶ、ホイル焼き、吸い物。なかでも白 ...
かまくら体験
長野県飯山市で、生まれて初めてのかまくら体験。ポッコリ丸いかまくらの中に七輪と寄せ鍋が。大喜びで熱燗を一杯という趣向だったのですが、如何せん寒い!燗酒が、即冷酒になってしまいます。
でも、ひざ掛け毛布やランプ、お酒を温める ...
プチ・ミュージアム
和歌山県田辺市の「秋津野ガルテン」は古い木造校舎利用の都市と農村の交流施設、ガルテンとはドイツ語で庭のこと。
ここで私が気に入ったのは「ミカン資料教室」、手作りの小さなミカン・ミュージアムです。
農具や昔の畑の ...
ドラム缶ピザ
ドラム缶でピザ窯造り、この話は以前書きました。そのピザ窯で、小さな集落が活気づいています。
何しろ分解移動可能で女性でも持てる重さ、小さなイベントにはもってこい。難しい調理はなく、地元の季節のものとチーズをのせるだけ。目の ...
にんにく足湯
青森県田子町での「にんにくツーリズム」については、以前お伝えしましたが、いよいよ2月22日(月)に町民手作りのツアーを実施します。
衝撃的な体験が世界初?のにんにく入りの足湯。足だけでなく身体の芯までホッカホカになります。 ...
道の駅考
全国1100近くある「道の駅」、暮らしに定着していますがいくつか巡るとそれなりに大変だろうなと感じます。千葉県南房総市・鋸南町の4つを回りました。
90年代にできた老舗は、農産物の一次加工売り上げが頼り。別のところはもっぱ ...
湯浅の時間
和歌山県湯浅は、醤油のまちです。こういう昔からの産業や歴史のある街には、その傍らに想像力を駆り立てる、いろいろなシーンや物が静かにあるものです。
塀の上に置かれた古い漬物石、ずっとぶら下がっているようなフグ提灯、何年も経っ ...
いただき正月
2地域居住をしてみると、違うお正月を体験できます。今回は和歌山県紀の川市の家で夫と年越しをしました。
すると、お餅を搗いたからと届く、滞在中のミカンが箱で届く、大根抜いたからと届く、年越しそばと和歌山ラーメンが届く、更にそ ...
写真元年
夫が写真家だからでしょうか、近年、写真が好きになっています。仕事柄、記録や覚書に写真を撮ることは多いのですが、そうではなく、写真によって何かしらのメッセージを伝える、そんな写真行動に興味が湧いています。
「こんなことを大事 ...
住民との交流力
協働の時代、行政・住民ともに、うまく心を通わせる交流力が不可欠です。先日あるまちの行政職員に、地域住民との交流研修をしました。
「リラックスした雰囲気を作れない」「高齢者の長い話をどうしたらいいのか」悩みはいろいろ。
おおむら夢ファームシュシュ
長崎県大村市「おおむら夢ファームシュシュ」に行きました。この11月、全国の農産物直売所が競う「直売所甲子園」で優勝!というと、野菜などの売り場を思いますが、パン工房や行列のできるアイスクリーム屋さん、バイキングレストラン、農体験、農業 ...