お店をやりたい:その2
ひと月前、ここに「お店をやりたい」と書いたところ、いろいろご意見をいただきました。
「お汁粉をだして」「地方の逸品を置いて」「全国の絵本を集めて」「写真ギャラリーも」「田舎でやれば家賃が安い」などなど。
いずれ ...
靖国神社で

8月15日、写真を撮りに出かけてみました。雨の中、意外に多くの参拝者たちが整列しています。
目立つのは日の丸・旭日旗を掲げた戦闘服集団、黒スーツで強面の“その筋”風の方々、軍服姿の高齢者など。
一方、「零戦」前 ...
水鉄砲

竹を切り、穴を開ける。細い竹にぼろ布を巻き付け、さらにタコ糸でぐるぐる巻きにする。
この太さが微妙、太ければ竹筒の中に入らない、細ければ水が漏れる。単純だけれども難しい。
いい感じに調整できて、水を入れてヨイシ ...
お店をやりたい
夢を言葉にすると近づくといいますので、書いてみました。
地域づくりをお手伝いしていて、物と人の交流拠点が欲しいと切に思います。
小さなむらの逸品をちょっと食べたり買えたりできて、各地の面白い動きを都会人が直に知 ...
少しずつの変化

久しぶりの十津川村谷瀬、この数カ月どうしていたかな?と歩いてみると、予定の作業がきちんと進んでいました。
道標の補充、展望台ベンチの修理、休憩所に展示の写真補充、花壇の植え替え、そしてお酒造りへ向けての酒米作り。
看板あれこれ

いまさっき誰かが描いたような、手作り風の看板や貼り紙が気になります。なんとなく生活感がにじみ出ていて、立派で大きなものより心をとらえます。
「公会堂のトイレここから127歩」「桃、傷があってもおいしいよ」「捨てたらあ缶」「 ...
野口式自動水やり器

私は花が好きです。でも庭はなく、やたら出張があります。鉢花を何度も枯らしてきました。
ところが昨年、大発明をしました。靴紐を鉢の土のなか上下方
向にあらかじめ仕込む方法。
片端は鉢穴に出し、紐の上から土 ...
「和」という墓

父親の23回忌でした。久しぶりの墓参り、姉夫婦とその子ども・孫、わが夫婦、94歳でまだまだ元気な母親が集いました。
なぜ父はお墓に「和」と一文字刻んだのか?母から説明がありました。
「結婚してもしなくても、どん ...
虫に想う

名著『どくとるマンボウ昆虫記』を読んでいます。北 杜夫さんの虫に対する観察眼とその文学的表現に、虫への愛情を感じます。
都会の女性は虫嫌い、マンションに虫を寄せ付けない。それでいて無農薬野菜や美しい自然を求めがち。 ...
ワークショップのコツ

先日の「さんか・さろん」でワークショップの話をしました。地域づくりの場で、住民意見を引き出すためのコツについて。
いきなり高度なワークショップメニューをされる専門家もありますが、私は逆。
「カタカナを使わない」 ...
鳥寄せ
東京・新宿四谷でも、電線の間を野鳥が飛んでいます。ベランダにパンを置くとスズメ、メジロが寄ってきました。なんとなく安らぎます。
やがてヒヨドリが来て、小鳥を蹴散らし餌場をわがもの顔で陣取りました。傲慢に見えます。
新巻鮭

お正月に、岩手県山田町から新巻鮭をいただきました。「寒風干し」ともいうそうです。スーパーで塩を振っただけの鮭に慣れた舌には、驚きの美味しさでした。
子どものある家庭に持ち込んで、家族大騒ぎでケーキカットならぬ鮭カット。切り ...
お雑煮談義

毎年暮れに、我が家では必ずお雑煮の話になります。
私は千葉出身で角餅派。夫は広島出身で丸餅派。丸だ四角だと、お互いこだわるわけです。
それが先日は、岩手県山田町でクルミ雑煮をいただきました。おすまし風お雑煮の角 ...
「フルーツカレンダー」

果物産地、和歌山県紀の川市で果物をテーマにした暦ができました。
市民団体が、小学生を中心に果物にちなんだ絵を募集し、集まった603枚の絵から365枚を使って完成。
季節の果物、農作業の様子、子どもたちからのかわ ...
マイ箸づくり

奈良県吉野町、ものづくりの里「国栖」は割りばしの産地です。ここで箸づくり体験をしました。
割り箸ではなく、塗り箸でもなく「白木箸」です。大体の形ができている桧の箸に、やすりをかけて角を無くし電熱ペンで模様を。作業は簡単なよ ...
緑化工場

先週の「瓦版」で、キリンビールの「○○づくり」が話題に出ましたが、先日私は緑化に熱心な企業ということで、そのキリン横浜工場を見学しました。
ビアレストラン回りには緑があって当然と思っていたのですが、その質と量にびっくり。
お祭りいろいろ

住民が手づくり露店を出して、集落に伝わる盆踊りを皆で楽しむ山里の夏祭り。
市民グランドに露天商や市民屋台が並び、コンサートや花火大会のある地方の市民祭り。
スーパー商店街が、露店を出して1日で20万人も集める都 ...
女城主のおもてなし

岐阜県恵那市岩村町、昔、女性の城主が治めた城下町。駅には「女城主の里」の看板があります。
古い町並み歩くと、細やかなおもてなしを感じました。
なだらかな坂道のあちこちに杖が置かれている。通りに面した家には、鉢花 ...
被災支援をおかみさん視点で

南三陸町での「ニッポンおかみさん会全国フォーラム」、コーディネーターとしてお手伝いしてきました。
被災したとき、支援するとき、共に女性の視点が役立つという話。
「掃除機はダメ、箒と塵取りが活躍」「その場ですぐ食 ...
ネギ坊主に教えられ

久しぶりにネギ坊主の畑を見ました。ネギといっても玉ネギ畑、種を採るために白いコロコロ丸い坊主頭が整列です。
綺麗でかわいい農の景色、地元の人にはなんでもない風景が私には感激でした。
ネギの茎は固く根元の玉ネギか ...
まちばな

街路樹でもお家の立派な花壇でもなく、街を歩くとふと目につく植物たちのことを、私は「まちばな」と呼んでいます。
ただ綺麗というだけでなく、暮らしや街の事情がみえてきて、花と人間の関係が面白い。
伸びた木を生かすた ...
トイレ考

公衆トイレのことを書こうと思っていたら、地震が起きました。被災されて、今まさにトイレでお困りの方多いと思います。
トイレとの付き合い方に、ひとの価値観がにじみ出ます。シャワートイレでなくちゃ嫌、清潔でなくては嫌、という方は ...
ふるうつ雛

最近は、各地で地域おこしの催しとしてお雛さまが飾られます。商店街や廃校校舎や神社の長い階段などに家庭で眠っていたお雛様が。
この地域雛、数やスケールにはもう慣れてしまいました。それなら、地元の特色を出そうと作られたのが「ふ ...
湯浅の時間

和歌山県湯浅は、醤油のまちです。こういう昔からの産業や歴史のある街には、その傍らに想像力を駆り立てる、いろいろなシーンや物が静かにあるものです。
塀の上に置かれた古い漬物石、ずっとぶら下がっているようなフグ提灯、何年も経っ ...
いただき正月

2地域居住をしてみると、違うお正月を体験できます。今回は和歌山県紀の川市の家で夫と年越しをしました。
すると、お餅を搗いたからと届く、滞在中のミカンが箱で届く、大根抜いたからと届く、年越しそばと和歌山ラーメンが届く、更にそ ...
写真元年

夫が写真家だからでしょうか、近年、写真が好きになっています。仕事柄、記録や覚書に写真を撮ることは多いのですが、そうではなく、写真によって何かしらのメッセージを伝える、そんな写真行動に興味が湧いています。
「こんなことを大事 ...
お醤油育て

醤油発祥地・和歌山県湯浅町で、醤油工場を見学しました。巨大な樽のモロミを櫂という道具で混ぜ続ける、手間暇かけて本当の美味しさが育つとのこと。
ここで「マイ醤油」作りに挑戦しました。以来、我が家に持ち帰った材料入りのペットボ ...
農家で楽しむ

果物狩りが盛んな季節です。でも収穫だけではもったいない、果樹畑や農道、農家そのものが、とても魅力的な装置、都市住民は小さなことで大喜びです。
藪の中の色鮮やかな木の実、高枝切狭の扱い、ミカンの片手切り、段ボールのホチキス止 ...
街のメッセージ

群馬県富岡市の中心街を、地元のガイドさんの案内で歩きしました。ご案内通りについていったのですが、私の性分でしょうか、変なことが気になります。
神社の歴史よりそこで働いている職人さん、古い建物の特色よりそこに下がる昔の看板、 ...
三地蔵

新居の回りにお寺が多く、お地蔵さんもあります。入居早々家人が、入院し、手術となりました。
信心など縁ない私がお参りです。ひとつは阿弥陀如来ですが、勝手に「三地蔵参り」と呼んで、3か所のお寺を回る朝のお散歩。
無 ...