街の悲鳴
緊急事態宣言が出てから、近所を歩くのがつらいです。私の住むのは新宿・荒木町という飲み屋街に近いところ。目につく貼り紙は「営業は夕方5時から8時まで」「昼のみの営業です」「2月7日までお休みです」こればかりでなく、
「閉店させて ...
温かなキャンドルナイト
クリスマスの夜、手作りの灯りの催しを見る機会がありました。小さな川べりに、空き瓶やペットボトル利用のキャンドルが並びます。今どきはやりの電飾イルミネーションではありません。カラフルな素人絵の描かれた瓶のなかは、ロウソク。自治会のおじさ ...
大テーブルさようなら
私のNPO事務所が引っ越しでした。今度の事務所は超コンパクト、思い切って断捨離です。20年以上使ってきた大テーブルともお別れとなりました。掛川市での最初のスローライフ・フォーラムから、昨年の丹波篠山市まで、毎年のフォーラム作業をこの大 ...
銀杏狂乱
連休、歩いて行けるところへと、神宮外苑銀杏並木を訪ねました。驚きの混雑、約300mの並木道が“超密”です。カフェは長蛇の行列、車は渋滞。言葉から遠方からの観光客も多いことが分かります。外国人グループも。それでも子供は、人が踏み荒らした ...
手描きマップ
泊まった宿のトイレに、そこの女将さん手作りのマップが貼り出されていました。宿から歩いて15分位の範囲が、詳しく。素人作品らしく縮尺などはおおざっぱですが、可愛い絵や文字から女将さんの気持ちが伝わります。おすすめの場所は写真付き。神社の ...
東京好奇心
100人の写真家の作品で構成された「東京好奇心2018-2020」という写真展を観ました。いろいろな作風が一挙に集まりなかなかの見応えでしたが、私にとってはこのタイトルが気になりました。いま、東京に寄せられる好奇心とは?GoToキャン ...
シルキーライフ
「絹のようにしなやかで、自然で、強く輝く生き方。絹の産地群馬県富岡市からそんな発信をしませんか?全国に、蚕を育てるキットを配る、お蚕さんプロジチェト。養蚕という産業ではなく、生き物から糸をいただくことに向き合い、哲学をしてもらう。そし ...
図書館で
ひさしぶりに、地元の図書館に行きました。コロナ対策で一時は閉まっていたところです。以前は相当混んでいて、座る席など取れなかった図書館ですが、滞在時間制限や密にならない工夫のせいでしょうか空いています。本自体を不特定多数の人と共有するこ ...
札幌で願う
晴天の日、北海道神宮で結婚式と七五三の様子に出会いました。愛を誓う二人の幸せを願う参列、子供の健やかな成長を願う親子連れ。晴れ着が輝き、一心に参拝するその姿が美しい。その後登った「藻岩山」には恋人たちが願をかけた鍵がびっしり。一つ一つ ...
伝達の歴史
実家に電話が引けたのは、私が中学3年くらいでした。うれしくて、ラジオの電話リクエストに「ビージーズのマサチューセッツを」と震えながら言った記憶があります。それから、FAXやパソコンや携帯、スマホにiPad、Facebookやらラインや ...
縁側家族の美しさ
この夏、一番印象深かったのは、あるジャガイモ農家の縁側で過ごした時間です。「農家として何かこれから面白いことをやりたい」と語るお父さん、「いつか田舎料理の店をやるのが夢」と笑うお母さん。その間で3人の子どもが甘え、絡まっています。手作 ...
繋がるために
地域づくりのために、人が集まり語り合う場をつくるのが私の仕事です。それが今困難に・・・。先日、雲仙市での市民の勉強会では、主催者も参加者もできるコロナ対策はとことん気配りし、皆で協力して開催となりました。また、私の関わるNPOの「さん ...
蚕曰く、“密”には換気と。
久しぶりに群馬県富岡市に行くと、駅前に「群馬県立世界遺産センター」が開設していました。世界遺産「富岡製糸場と絹産業遺産群」が分かりやすく展示されています。シアターで、映像を見ていて驚きました。蚕の大量生産で大事なのは“換気”であること ...
密になりたい、なれない
「できない」となると、より強く求めるのが世の常。いかに私は人と「密」になることを好んできたかが、最近よ~くわかりました。会えば誰とでも、ハグハグしたい。電話やメールじゃ我慢できない、会って話したい。車座になって大声で、一晩中語り合いた ...
東京からで、ごめんなさい。
「やっぱり東京の人だね、素敵な服」「東京では毎日ご馳走食べているでしょ」、東京から地方へ行くと、とかくほめられたり、うらやましがられたり、が多かたものです。それがいま逆転しました、まだ東京でコロナ感染が止まらないからです。「来ないで」 ...
助け合い活性化
今や全国で、飲食店がテイクアウトを始めました。そうした地元のお店を応援するサイトの動きが盛んです。#〇〇エール飯など、地域ごとの統一名にもいろいろ工夫が。テイクアウト品に行政が半額支払う仕組みや、いずれお店で使える先買いチケットで応援 ...
買い物怖い
スーパーは相変わらず「3密」です。メモした物だけを一人で突撃気分で短時間で買う、緊張します。
ゆっくりウロウロしながらの楽しい買い物時間はどこかに行ってしまいました。ならば、スーパー以外でと思うのですが、街には個店がありま ...
伝える言葉
アベノマスクが届きました。そこにある文章に呆れました。「みなさまへ現下の情勢を踏まえ」の書き出しで始まるメッセージに「感染者の増加をピークアウトさせ、減少に転じさせ」などと続きます。書き手は、これを受け取る地方の爺ちゃん婆ちゃん、子育 ...
ステイホームの副産物
家にずっといなくてはならないからには、この時間を無駄にしないという人が多いですね。
読書、室内ストレッチ、家族でお菓子作りなどはよく聞きます。
マニュキアを徹底的に塗る、ニンニク一杯の餃子を作って食べる、バード ...
コロナ疎開禁止
少し前、「都市部から脱出して、これを機会に田舎に住もう」と書きました。自分自身、仕事のある地方にしばらくいようかと計画も。
これは大きな誤りでした、私が感染源になりうると考えていなかったのです。「都会人は地方に来ないで」が ...
花の力
コロナの影響で式典やイベントに使う予定の花が余り、安価に。先週の長谷川八重さんのコラムでは、「こういう時こそ飾ろう、植えよう」と提案がありました。
花業界から市民に無料配布する動きや、桜の盆栽を家で鑑賞する「うち花見」も報 ...
東京貧民
都市住民は、裏の畑の野菜や納屋の米のストックなどありません。お洒落な高層マンションに住んでいても、生きていくための物を持ちません。
満員電車に人を押し除けて乗り、無表情にスマホ。近所付き合いはなし。だから他人がどうなろうと ...
「べきだ」と「ワクワク」
先日こんなことがありました。ある方からのご意見「このまちはこうすべきだ、そうしないとダメになる」と、ごもっともなお話。
一方、別のまちづくりの会合では「こうすべきだではなくて、自分がワクワクするかで決めていきたい」と発言が ...
マスク狂乱に想う
マスクに限らず、このところの紙類買い占めや、転売、デマ、長蛇の列に、人間の劣化をつくづく感じます。
国民全体がマスクを求め、自分ごととして怯え慌てる新型肺炎ですが、今、本当は同じ重みでもっと強く、自分のこととして
ブログを書くということ
“瓦版”のおかげで、私は毎週ブログを書くことになりました。週刊日記のように9年8カ月間。独り言ではなく、読み手があるのはうれしく、緊張感があります。
「自分の地域が何回出たか表にしてます」「プリントしてバッグに入れて読んで ...
山沢栄子写真展をみて
日本の女性写真家の草分け山沢さんは、27歳単身で貨物船に乗りアメリカへ。写真を学び帰国後、活躍します。
晩年のVTRが会場に流れていました。外国の取材陣を前に、自分の70歳代の抽象作品をみながら「これもNO、NO!」とダメ ...
東京半分・地方半分
都内在住ですが、月の半分は地方に出かけます。行った先では土地の人を訪ね、様々な体験をし、何日かして帰るときには毎回大荷物で帰ります。
お土産というより、その土地の暮らしそのままを持ち帰る感じ。男性は仕事だけであっさり帰りま ...
実家というもの
私は高校を出てすぐに千葉の実家から離れ、ずっと自活してきました。その間、実家との距離は様々変化しています。
昔は実家は私を拘束するところ、だから近づかない、自分の居場所も教えないひどい娘でした。
東京を離れた3 ...
久々の女友達、長崎で
由利さんは、私が昔編集長だったSNSブログサイトで人気の書き手でした。雲仙市で地域拠点を作り、今は長崎。防災・エコをテーマに活動中です。
伸子さんは、私が栃木県那須町に通ったときの、現地有力メンバー。この秋、長崎に移住し古 ...
“ケチ上手”
『おひとりさまのケチじょうず』著者・小笠原洋子さんが来訪。「ケチな名刺で」と手製名刺でご挨拶、そしておしゃべりが。
ティッシュでなくトイレットぺーパーを利用。余計な食器は持たない。靴は手入れして長く。鍋料理は注ぎ足し変化さ ...