人口増、住民の45%が移住者。
人口減のなか、人が増えているうらやましいところへ行ってきました。和歌山県那智勝浦町、急峻な山肌に396人が暮らす色川地区、その半分近くが移住者です。
正直、なぜ?と思いましたが、説明をうかがい納得しました。即、家・農地・仕 ...
なれ寿司30年もの
和歌山県新宮市で、30年前の「サンマのなれ寿司」をいただきました。熟成しきった寿司には形がありません。どろりとしたお粥状のものが、お猪口に少量出てきました。
恐る恐る、食べるというより舐めると、ほんの少しで口中に濃い旨みと ...
おしゃべりな「めっけもん広場」
各地に道の駅的施設はたくさんありますが、ここはポップが秀逸。和歌山県紀の川市の「めっけもん広場」、地元新鮮野菜があふれる店内に、それをさらに使いたくなる、料理したくなる情報があふれています。
梅酒・トマトソースの作り方、タ ...
春を味わう南信州
飯田の街の名物リンゴ並木が満開です。その白い花を眺めながら、地元の採れたて野菜のバイキングランチ。
商店街を歩けば八百屋さんに土地の山菜の緑が美しく、タケノコは山盛り。お土産用にっそく入手です。
朝食には、近く ...
青森で食べたもの
「ところで、青森はどうだった?」と問われると、つい「おいしかった」と答えてしまいます。それほど今回の青森フォーラムでは、いろいろなものを食べました。
季節の白子を使った創作料理、鍋物コンテストで優勝した鍋横綱、特別な紅玉を ...
大人・子供、女性・男性、住民・よそ者
少し前、初冬の秋田県鹿角の田舎をブラブラ歩きました。少人数ですが、小学生からおじさん、おばさん、地元の人に私のようなよそ者も混じって。
となると、視点がいろいろなので、さまざまな発見があります。子供の気づきに驚かされたり、 ...
のっけて青森
来年1月25日・26日は、青森市でフォーラムをやります。「そんな寒い時期に寒いところで」と思われるかも知れませんが、寒いときだからこその楽しみがあるはずです。
この秋体験した「古川市場青森魚菜センター」の“のっけ丼”。どん ...
不思議な食べ物
コショウ入り餡子を白玉粉で包みお吸い物にした「けいらん」。米粉に甘酸っぱい味をつけ野菜や果物をあえた「あさ漬け」。
塩もイカも貴重だった山地に伝統の味として残る「塩イカ」。黒砂糖とクルミ入り団子を具沢山おつゆに入れた、今や ...
ススキ騒動
長野県平谷村の温泉宿泊施設「ひまわり館」に泊まりました。周囲のヒマワリの花は終わり、ススキが光る季節です。
「このススキ少しいただけませんか?」とお願いしたところ、支配人はじめ、同行の方々までご協力いただいてのススキ狩りと ...
3℃低い
テレビのニュースで「街なかより気温が3℃は低い」と紹介されていたため、港区白金の「国立科学博物館自然教育園」へ出かけました。この夏「涼しい」は何よりも魅力です。
人工的な公園ではない、都会の中のただの森の姿。天然記念物及び ...
花を愛でる?
江戸東京博物館「花開く江戸の園芸」展で。150年前訪日した英国の植物学者ロバート・フォーチュンが、日本人が身分を越えて花好きなのに驚き、花を愛することが人間の文化生活の基準であるならば、江戸の人たちは素晴らしいと絶賛したことが展示さ ...
『舞姫』
高校時代のクラス会がありました。場所は敷地内に森鷗外が『舞姫』を書いた屋敷が残る上野・池之端の宿。それならばと近くの「森鷗外記念館」を訪ねました。
作品のモデルになった、ドイツから鷗 ...
中滝ふるさと学舎
これまで、各地の廃校利用事例を見てきましたが、ここはなかなかうまくできています。
本格的な味の食事、ウッドデッキで清流を眺めながらのコーヒーも。
とかく廃校利用といえば、教室での民具展示などだけで少々かび臭いと ...
変わらない朝日館
奈良県南部・川上村の旅館「朝日館」に泊まりました。古い建物のぎしぎしした階段や廊下、庭の椿とチューリップが活けられた床の間、遅い春の隙間風、汲取りトイレ、人懐こい大きな犬、薪の臭いのするお風呂、かまどで炊いたご飯、何重にも巻かれた玉子 ...
東京花見
地方から東京に移り住むと、東京の人は花見が好きだなあと思います。それだけ自然に飢えているのでしょうか。
今年の気の早い桜を追いかけて、出かけてみると都会ならではの、花見風景がまた印象的でした。
花より写真、花よ ...
野迫川村・北股
標高400~1300m、天空の村といわれる奈良県野迫川村。村民約500人、村に食堂は1軒、信号はあるとかないとか・・。平家伝説のある深山の村です。
北股地区は一昨年の紀伊半島大水害で被災、人々は今も仮設住宅で暮らしています ...
十津川村・谷瀬
そのむらは、長いつり橋を渡ったその先にありました。奈良県南部の深い山中、十津川村の一集落、谷瀬(たにぜ)住民約70人。空き家が多く、むらを支えるのは高齢者ばかり。それでも特産の柚餅子をつくり、盆踊りも守ってきました。
むら ...
「弥生画」
昔、飢饉の折、村人は残り少ない穀類や種を持ち寄り、板に貼り神様に祈りました。すると翌年は豊作に。青森県鶴田町に伝わるお話です。
日本に穀類や種子が伝わったのは弥生時代、それにちなんで板に穀類で描いた絵を「弥生画」と呼ぶよう ...
農家ツーリズム
栃木県那須町の「なすとらん倶楽部」が企画した、農家を訪ねる小旅行に参加しました。とはいえ、ホウレン草農家と、近くのウド農家を訪ねただけ。距離の移動は、ちょっぴりです。
でも、初めてのことを知ったり、体験したり、普段と違う空 ...
朝ごはんの町
青森県鶴田町「朝ごはん条例」のある町に行きました。条例により、朝ごはんを抜くと罰せられるわけではありません。朝ごはんを象徴的に掲げながら、健康長寿のまちづくりをすすめているのです。
ごはんと、地元の野菜類を使った昔ながらの ...
那須疏水
「そすい」という言葉は普段使いません。私は「疏」という漢字さえ知りませんでした。栃木県那須塩原市、ここにうかがって“水を求めて”の一念で造られた疏水の存在を知りました。
典型的な扇状地、明治時代この地を開拓するには疏水工事 ...
山塩を食す
塩は海から採れるかと思ったら、山塩というのがありました。長野県大鹿村、標高750メートル、ここの鹿塩(かしお)温泉には塩水が湧きます。
これを煮詰めていくとキラキラ輝く真っ白い結晶が・・。とことん温まる塩水のお風呂に入り、 ...